2011/02/07

今回はちょっと真面目に…

私の学校のすぐ近くに「Watoto(ワトト)」というコミュニティーがあります。

ワトトはアメリカやカナダなどの外国からの支援で建てられた孤児のための施設。
すっごくきれいで、大きくて、ウガンダだとは思えないくらい。
赤ちゃんから大学生までが暮らしているらしい。
ワトトの中には学校や病院などがあり、ワトトの住人は全部タダで利用できるんだって。

初めてワトトに行ったときに思ったこと。

「こんな感じに寄付されたお金は使われているんだ…
寄付した人はこういうことを願って寄付したのかな…
もっと有効な使い方はないのかな…」

写真を見ていただいたらわかると思うんだけど、ほんとにきれいで設備も充実してるんね。
ワトトに住んでいる子どもたちも、めっちゃきれいなかっこしてて、年頃のねーちゃんにーちゃんは、まるでモデルさんみたい笑。
ほとんどの子どもが外国人のスポンサーをもっていて、仕事に就くまでは生きていくのに困らない額以上のお金をもらってます。
だから、みんなキラキラきらびやか。


こういう建物がたくさん!
これは学校だよ。

こーんなきれいにする必要ないでしょ!

これは教室の中。
きれいすぎる!うちの学校と大違い!


違和感ばかりが自分の中に残ります。


ワトトから一歩外へ出れば、その日を生き抜くのに必要なお金を稼ぐためにがんばって働いている農家さんばかり。一般的なウガンダの人々。
がんばって働いている人たちがこういう生活をしているのに、ただ孤児だからといってこんなにも優遇された生活をしてるなんて。。これでいいの!?

みんな協力しあって生活してます!

私は孤児じゃないから辛さはわからんし、自分がどうこう言うことでもないよね。
わかってるんだけどね…。


先進国に住む人たちの支援のあり方。
きっと、何かの手助けになればと思って、すてきなボランティア精神でお金や物を寄付しているんだと思う。確かにそれを求めている人はいーっぱいいるし、それで救われる人もいる。

でも、やっぱり現実を見てほしいと思ってしまう。
お金や物をあげるのは簡単だし、自分もいいことした!って満足できるよね。
でも、選ばれなかった人たちは何も変わらない…
これでは国はよくなっていかないよ。どうなることがいいのかもよくわからんけど…。

支援する側、その心はすっごく大切で温かいものだけど、偏見なくすべてを見る必要があると思う。
支援された国の、いいところだけじゃなくてその反対も。

それを伝えていけるのって、今のうちらだと思うんね。
実際に自分の目で見て、肌で感じて、うそ偽りのないクリアな世界が自分たちの中にあると思う。
日本の人たちに、こういうことを精一杯伝えていきたいと思ったよ。
それが、今ここにいる私のおおきな役目の一つだと思う!!

暑い中、水汲みご苦労様!
ほんと、尊敬します!

ジャックフルーツもらったか~!
嬉しいね♪たくさん食べなね~♪♪



うちの生徒が言った、すごく心に引っかかった言葉。

「うちはお金がないから、プライマリーを卒業したら村へ帰って、畑を耕したり、家の手伝いをしないといけない。。本当は学校へ行ってしっかり勉強して看護師になりたいの。ワトトの子供はいいな~、私もワトトの子どもだったらよかったのに。。」

私はこの言葉に対して何も言えなかった…
なんて言えばいいのかわからんかったよ。

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